月が光っていた中学生の頃に月を観ていてぼやけて見えた方がルノワールの輪郭のない光の世界のようで綺麗に見えるんじゃないかと目が悪い友達が羨ましかったですどうやったら目が悪くなれるのだろうと布団をかぶって薄暗いなかで本を読んだり目をまぶたが赤くなるまでこすってみたり目に砂を入れようとして痛そうなのでやめてみたりした努力によって僕は目が悪くなることが出来たわけだけれど(うそかなパソコンです)実際に月の輪郭がぼやけて見えるのは想像していたものよりも綺麗でした見えなくていいものもあるものだなと思った覚えがあります物事の輪郭もはっきりとこれはこうだからと言われると本当にそうなのだろうかと僕は性格が悪いので思ってしまうのですがいろんな事を決めつけない世界でないと僕は人の可能性の無さに息苦しくなってしまうので夢であってほしいと優しいグラデーションの世界に潜ります昨日の月もとても綺麗にぼやけて浮かんでいたのでうつし世は夢よるの夢こそまこととなりました