送迎中にプチプチを潰しながら誰にともなく話しているキャストさんがいたあきさんだ僕しかいなかったのでたぶん僕に話しているのだと思う彼女はパッケージについていたプチプチをひたすらに潰しながら僕に話していたけれど僕はプチプチの音が気になりすぎて話が入ってこない一定のリズムでプチプチと刻まれても怖いけれどあきさんのプチプチの感覚はぎっこんばったんととても不定期に音が飛んでくるので不思議そのプチ時ねプチこプチう思っプチたのプチといった具合話しにくくないのかしらまあ気持ちがよさそうなのでうんうんと聞いていたけれどねぇそうでしょと何かの同意を求められたので同意はだめですよとあきさんさあ話がプチプチすぎてよくわからないのだけれどとお伝えしておいた彼女は笑いながらまたプチプチを潰していたと思うあきさんは無意味で何も考えていない行動をとても意味ありげに魅せることが得意です僕はちゃんとその辺りはおりこみずみなのですがそれからねプチコンビニ寄ってほしいと言った具合にそこだけがうまく折り重なったので僕は全てが前振りだったんじゃないかとたぶんにやついたまあ違うあたりがあきさんなんでしょうけどねあと時々コンビニにでて行く前の話が戻ってきた時にあの時はねと続いてくる時があるので僕はどこにいるのか分からなくなってその度にぐるぐるとなるのでやめてほしいと思います