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ネタがない時の必殺過去写真。

季節外れだけど、前のお店にいた時の浴衣イベントの時の写真です。

これを見る度に思い出すお客様がお1人いらっしゃいます。

そのお客様にはこの浴衣イベントの日にお話をさせて頂くのが2度目で、

「失礼しますー。初めまして~…じゃないですよね?前に1度ついた事ありますよね?」

と話し始めました。

その時の私はかなりふざけていて、指名をとろうという気がなく(いやまあそれはいつもだけど)、

「やたら恥ずかしがるキャラでいこう」

と決めて接客していました。←

お客様が浴衣姿を褒めて下さるのでずっと「恥ずかしいです」「照れます」と言ってる内に呼ばれて、「じゃあ…」と席を立とうとしたら、

「指名したらずっとここにいてくれるん?」

と言われて、場内を頂きました。

まずさ、この言い方良くない?

「指名したるわ」「指名してほしいんだろ?」とか上から目線で仰るお客様も少なくないので、こういう言い方が出来る方ってほんと素敵だと思う。

男性諸君、参考にして下さい。←

それでまあとっても嬉しかったんですけど、それと同時にまずいなって思ったんです。

「やべえ、やたら恥ずかしがるキャラを続けなければいけなくなってしまった…!」

と。(お前が悪いやろ)

その日はそれで何とかなって、その後もちょくちょく通って下さる内に素の自分に自然にシフトチェンジしましたけどね。

そのお客様、コスプレイベントとかもほとんど来て下さって、イベントの度にやたら露出ばっかりしてた私を毎度褒めて下さってたんですけど、最終的には、

「俺的にはやっぱり浴衣が1番やな」

って辞める時まで仰って下さってました。

1度も私を貶す事なく、執拗な連絡をしてくる事もなく、店外やアフターに誘って来る事も勿論なく、普段営業しない私がたまーーーに無理を言っても来て下さって、とっても紳士なお客様でした。

出会った時からお店を辞めるまで、ずっと敬語で接していたお客様って私の中ではこの方だけなんですよね。

お店を辞めてから連絡はとっていなかったのですが、ふと「ハッ!今日〇〇さんの誕生日だ!」と気付いたある日に、「お久しぶりです!お誕生日おめでとうございます!」って連絡したらすごく喜んで下さったのも記憶に残っています。

そんな思い出話でしみじみしているカオルさんが17時をお知らせします。